鮭が支える命

2015/12/23

斜里~ウトロへと続く海岸線の途中、遠音別川では、「シロザケ」の遡上が見られます。
水面も段々と結氷してくる頃でしょうから、遡上が見られるのは、今月末迄か、来月上旬頃迄でしょうか。

シロザケは、秋と初冬頃に遡上するグループが分かれるそうで、現在、見られるのは後者(初冬頃)の方でしょう。

河口には、カモメやカラスが集まってきており、川のすぐ近く、斜面の木の枝にはオジロワシが、 弱っている者や産卵を終え息絶えたサケを狙っているようでした。
既に身体はボロボロ。最後の力を振り絞り、川をのぼり産卵を行うその姿に、感銘を受けずにはいられませんでした。
彼等の命は他の野生動物達の糧となり、春、また新しい命が大海原へと旅立って行きます。

担当:向山