01/26 フレペの滝

2016/01/27

昨日、知床は久々の晴れ。
陽光が照り輝く、散策日和となりました。
フレペの滝へ出かけてみると、約2週間前には笹が出ていた場所は、すっかり雪に覆われていました。

降り積もった雪は、大分深くなっているのだろうと、スノーシューを担いでいきましたが、コース上はよく踏み固められて、雪質も割としまっていたおかげで、つぼ足でも歩くことができました。
(ただ、スノーシューが1番埋まらず歩きやすいです。笑)

フレペの滝の周辺では、山や海から吹きつけられる風により、雪が多く飛ばされます。
その為、地面を掘りやすく、エゾシカが餌を求めて集まってきていました。

しばらく観察していると、雄同士が角の突き合いを始めたのですが、争うというよりは練習をしているような印象でした。
よく見てみると1頭は角がまだ小さく、枝分かれの数から見ても若者であることが分かりました。
まさに今、自然界で生き抜く為の術を学んでいるのかな?なんて勝手に想像してしまいました。

展望台では、フレペの滝と知床連山。
この日は、ネイチャーガイドや観光客の方、町民の方とすれ違い、皆が笑みを自然とこぼしていました。
こんな景色が目の前に広がっていれば、「それもそうだな」と知床の自然に感謝しました。

久々の太陽を目一杯吸収して、いきもの、山、海、空、雪を楽しんだ、とても贅沢な1日となりました。
※フレペの滝遊歩道入り口の隣、知床自然センター(改装工事中の為、仮説店舗で営業中)で、長靴・スノーシューのレンタルを受け付けており、自然情報等を確認できます。

担当:向山