ペレケ川のシロザケ

2020/11/16

本日出勤前にペレケ川の様子を見てきました。すでにカラフトマスの姿はなく、シロザケが満身創痍で遡上中でした。

先月と比べて泳ぎの勢いが減り、何とか川の流れに逆らっている様子。
オスはオス同士の喧嘩のため、メスの場合は外敵から卵を守る産室作りのためにサケたちの体力が徐々に削られていきます。
観察時には、全身がボロボロになりすぎて皮膚・尾びれが痛々しい姿になっている個体もいました。

カラフトマスと同様、子孫を残す為に命を懸けたサケは川岸や川底で息絶えていきます。
今年のペレケ川は遡上するシロザケが少なかった印象でした。
来年は河川が黒く見えるほどサケの魚群が帰ってくるといいですね。

今回紹介したペレケ川は知床世界遺産センターの近くを流れる小河川です。
もし知床の川で必死に遡上しているサケを見かけたら、橋の上か川岸でそっと見守りましょう・・・。

担当:畔柳