【注意】登山による遭難・滑落事故が多発しています。

2021/08/12

今年は登山中の事故が多数発生しています。
知床連山および斜里岳では、今年7月だけで6件の事故が発生しています。

知床の山は最高峰の羅臼岳でも標高1,661mとそれほど高くありませんが、高緯度のため気象条件が厳しく、本州の3000m級の山々に匹敵する環境と言われています。
また、どの山も所要時間が長く、登山口からの標高差も大きいため、軽装で登ることはできません。
今夏は暑さが厳しく熱中症の心配がある一方で、高山帯では低体温症となるような悪天候に見舞われることもありますので、十分な装備が必要です。

知床はヒグマの生息地であり、登山道に出没することも珍しくありません。
出没情報を確認の上、登山の際は常に周囲に気を配り、不意に遭遇することのないよう注意してください。

自分の体力や技術に合った登山計画を立てる、非常時も想定した適切な装備を用意する、登山計画書を提出するといった
事前の計画と準備を万全に、事故なく安全な登山を楽しんでいただければと思います。

羅臼岳

小野寺